Proxy Changer ドキュメント 【概要】 Windowsのインターネットオプションから設定できるプロキシを変更する、Windows用のスクリプトです。プロキシ設定は、[コントロールパネル]→[インターネットオプション]→[接続]→[LANの設定]に反映されます。 【動機】 私は自分のノートPCを家と学校の両方で使っているため、学校に持ち込んだときにプロキシを設定する必要がありました。そこでプロキシ設定ツールを使用して切り替えていたのですが、わざわざ常駐したりといった余計な機能が付いて、あまり好ましいとは思えませんでした。そもそもプロキシを切り替えるだけなのだから、常駐する必要はないだろう、と。そこで、ランチャから選択するだけでプロキシを切り替えられるよう、スクリプトを使って実現しようと考えた次第です。 【環境】 このスクリプトは、Windows Scripting Host(WSH)上で動作します。Windows XP Professional Edition SP2、WSH Version 5.6における動作を確認しています。その他でも多分大丈夫だと思いますが、保証はしません。 【注意】 このスクリプトはレジストリを書き換えます。そのため、不安のある方は使用しないでください。スクリプトによって書き換えられる具体的なレジストリの値は以下の通りとなります。 HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\AutoConfigURL HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\ProxyEnable HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\ProxyServer HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\ProxyOverride 【種別】 このスクリプトはフリーウェアとなり、転載は自由です。というか、このようなスクリプトに権利を主張するのもおこがましいので、取り扱いはご自由にどうぞ。 【使用】 1. 同梱されているproxy.jsファイルを、テキストエディタ(メモ帳等)で開いてください。 2. AutoConfigUR, ProxyServe, ProxyOverrideの値(「var XXXX(値の名前) = 」の右側)を必要に応じて書き換えてください。その際、値の文字列を「"」で囲ってください。設定を取りやめるためには、値を消去するか、値をコメントアウト(行の先頭に「//」を入れる)してください。あるいは、値として「""」を設定してください。 各値の意味は以下の通りとなります。 ・AutoConfigURL 自動構成スクリプトのアドレスを設定します(例: "http://〜.com/proxy.pac")。 インターネットオプションにおける「自動構成」の部分に相当します。 ・ProxyServer プロキシサーバーのアドレス及びポート番号を設定します。プロキシサーバーのアドレスとポート番号は:(コロン)で区切ります(例: 〜.com:8080)。また、プロトコル別にプロキシを設定したい場合は、それぞれのプロキシを;(セミコロン)で区切り、それぞれの先頭に「プロトコル名=」と書き加えてください。(例: "http=〜.com:8080;ftp=〜.com:8080")。 インターネットオプションにおける「プロキシサーバー」の部分に相当します。 ・ProxyOverride ProxyServerで設定したプロキシを適所しない、例外となるドメインまたはIPアドレスを設定します。ローカルアドレスを例外にする場合は、「」と入れます。各ドメインを;(セミコロン)で区切ることで、複数設定することができます。(例: ";〜.com;melog.info") インターネットオプションにおける「ローカルアドレスにはプロキシサーバーを使用しない」、及び「次で始まるアドレスにはプロキシを使用しない」の部分に相当します。 3. 保存したproxy.jsを実行してください。プロキシの設定を書き換えます。 【製作】 海水瓜 (http://melog.info/) 2005年4月17日(日) 【備考】 このスクリプトを使用した事によって何らかの影響が起こっても、当方は一切関知しません。