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アニメ新番組あれこれ 2007年4月 その4

エル・カザド

エル・カザド真下監督作品。
この監督の作品はいつも同じようなキャラクターが出てきて、同じような音楽で、同じように淡々と間延びした展開で、感情の起伏に乏しい不敵な主人公が出てきて、大切な行間まで抜かしたような抽象的な会話をして、最終回も淡々と終わって、といった感じで、何を見ても同じような作品に見えてしまう。原作付きの「ツバサ・クロニクル」もそんな感じだから、ある意味とても特殊な技術を持ち合わせた監督なのかもしれない。あー、でも「キャプテン・クッパ」はちょっと好きかも。「無責任艦長タイラー」を見たのは小学生だけど、あれも割と。

でまぁこの作品も似たような感じの作品になるだろうと思っていたのだけど、意外な事に結構楽しめそうな予感。
その要因としては、主人公が溌剌とした感じのキャラクターという点が大きいと思った。何考えてるのか話からない主人公を淡々と眺めるよりは、やっぱりこういう生き生きとしたキャラクターの方が見ていて楽しいし、今回はコントじみた掛け合いも多くて見ていて和む場面が多い。
それから、ストーリーがちょっと分かりやすく作ってある(笑)。まぁ肝心なところは謎だらけだけど、少なくとも表面的なエピソードの流れはきちんと追える。今までは理解する事すら難しかったから…。
…まぁ、そういう感想が出てくるぐらいこの監督の作品はイマイチな物が多かったという事なんだけど。今までの実績があるだけにこの先の展開が心配だけど、とりあえず期待はしておこう。

そういえば、何でもこの作品、『ノワール』『マドラックス』に続く3部作完結編という話なんだけど、それらが3部作構成だなんて話はこの情報が出てくるまで全くお目にかかった事がない。あと、「Avenger」は無視ですかそうですか。アレはガンアクションじゃないから仲間ハズレなんだろうか。自分の中では「.hack」や「ツバサ」も含めた7部作ぐらいに感じているのだけど。

あと、公式サイトに英語ページがあるんだけど、海外で売る気満々なんだろうか。「Noir」が結構海外で受けたという話は聞いた事があるけど、その辺の関係かなぁ。「3部作」というのは、海外で売るための宣伝広告なのかもしれない。

キスダム -ENGAGE planet-

キスダム -ENGAGE planet-キャラクターが「創聖のアクエリオン」みたいだな、とか思った。
未知の敵が現れたので、それに対抗する兵器を作り上げたというシナリオは定番だけど、さすがにもういいやって気になってしまったので、いきなりトーンダウン(かなり飽きが来ている)。
主人公がいきなり死んでしまう点と、「死者の書」といいながら短剣の形をしている点が、見ていて「おっ」と思った点。ただし、主人公を殺す前にもう少し「主人公」としての目立った働きをしてほしかった。見た目の上では、ただの登場人物一人が瀕死の重傷を負っただけ、という形なのでインパクトが弱い。もっと劇的な演出を。
あとは、ロボアニメだと思ってたらロボが全然でてこない点が意外だった。バリバリのロボ戦が見られると思ってたら、戦闘機と並ぶただの一兵器という扱いっぽい感じ。

それにしても、公式サイトでテーマソングを流すのやめれー。「ロミオ×ジュリエット」もそうだけど、サイトで音を流す時はなにか断りを入れてもらいたいなぁ…と

余談だけど、タイトルだけ見るとどこかの萌えアニメみたい。「キミキス」とか、そんな感じの。

CLAYMORE

CLAYMORE月刊少年ジャンプ連載作品だそうで。月刊少年ジャンプ無き今は、週刊で月一連載とか何とか。ちなみに、もちろん未読。
さすがの日本テレビ作品だけあって、作品としてのクオリティは高そう。こういうファンタジー風味の作品を見ると、昔の角川系作品を思い出してしまう。「ロードス島戦記」とか「風の大陸」とか「アルスラーン戦記」とか、そんな感じの。そんなわけで、ちょっと懐かしい印象を抱きながら見ている。

そんなファンタジー物の作品だけど、硬派な感じの内容で面白い。無口で冷静なクレイモアのクレアが、妖魔を撃破していく様は爽快感があって良い感じ。
クレアは冷静に相手を斬り殺していく様子が描かれているけど、合間合間に挿入されるクレアの過去シーンや普段の態度から、クレアは冷酷な性格ではなく内に人間味のある心を持っている事が窺えて不気味さはあまり感じないため、結構好感が持てる主人公だな、と思った。あと、「デレ」の部分を見せてくれるのかがちょっと気になっていたりはする(笑)。

OverDrive

マガジン連載。読んだ事ない。そもそも連載している事すら知らなかった。
よくあるスポ根作品という印象。悪くはないけど、深夜に見たい作品ではないなぁ。内容は真っ当な少年の成長物語だと思うので、普通に夕方放送してくれてもいいんじゃないかと。「capeta」同様の熱いレースシーンが見られるといいんだけど、そんなに期待はしていない。そもそも見続けるかどうかも…。
この作品を眺めてて思ったのは、主人公を中心に描いているというより、主人公の周辺以外をまるで描いていない感じがした。例えば2話で原付を追いかけるシーンで、原付に自転車で突っ込んで道路に転がるというどう見ても大事故な場面で、周囲の人間がまるで無反応、広い道路なのに全く交通量無し。ただ道路の真ん中で主人公たちのやりとりが描かれている。まぁそういう点に突っ込むのは野暮と言えば野暮なんだけど、何だか周囲の空気が本当にただの空気みたいな印象を受けたので、ちょっと気になった。

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