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アニメ最終回あれこれ 2007年3月 その3

パンプキン・シザーズ

パンプキン・シザーズ1話見た時はど迫力の戦闘シーンが展開される軍事物かと思ってたら、そういうわけでもなくてちょっと期待外れ。さらに、内容としても大変中途半端だった点もいただけない。ここまで伏線を張っておいて中途半端な終わり方をされると、さすがにガックリくる。
ただまぁ、戦災復興を掲げて自らの正義を貫くアリスというキャラクターを描く点においては、悪くなかったのかなぁ、という気がしないでもない。終盤の凛々しく敵に立ち向かって自らの正義を主張するアリスの姿勢は、なかなか見応えがあった。
ちなみに一番好きだったエピソードは、ローデリアのお姫様が登場する話。まぁ正直、キャラが良かったからという単純な理由なんだけど(笑)。

京四郎と永遠の空

京四郎と永遠の空拝啓、私の王子様。もうそればっかり頭に残ってる。あとはカズヤ兄の変態っぷりと、「兄さん!」「京四郎!」「兄さん!」「京四郎!」の馬鹿なやりとり。何だ、結構色々覚えてるな。
絶対天使やらロボやら百合やら変態やら美少年やら、驚くほどネタ要素がごった煮になっている印象。むしろ一番まともなキャラクターのソウジロウの方が異様に見える。ここまで徹底してると逆に清々しくて面白いかもしれない(笑)。まぁ、その半分以上はお馬鹿な作品としての面白さだけど。この作品は介錯氏の過去の作品より設定やらキャラクターやらを持ち寄っているそうだけど、似たような手法を用いるCLAMPとの格の違いを感じた。色んな意味で。ある意味ではこっちの方が格上。余談だけど、「鍵姫物語 永久アリス輪舞曲」の要素ってあったっけ?何だか記憶に無いな…。
内容としては空と京四郎の壮大な愛の物語という事だろうけど、正直な話、それ以外のインパクトが強すぎてストーリーがあんまり頭に入ってないし、感じ入ったりもしてない。それはそれで正しい楽しみ方のような気もするけど、少々寂しい気もする。

月面兎兵器ミーナ

月面兎兵器ミーナ「電車男」のスピンオフ作品。
一通り見た感じでは、まー無難な内容かなと。
変身シーンとかその辺は、「電車男」の主人公が見ていそうなアニメのお約束表現として組み込まれた感じのあざとさを感じる…んだけど、制作側もそれを認識した上であざとく作り込んで、視聴者側がそれをいかにアホらしく狙っているかを苦笑しながら楽しむという、既に一次的な受け狙いとは別のレイヤーで楽しむ物として存在しているような気もするので、あざとくても別にいいじゃないか、むしろ思いっきり狙ってもいいんじゃないか、と思った。
翠怜に憧れる美奈と、美奈に憧れるナコルという関係はもう少し深く描くともう少しおもしろかったような感じがしたけど、ナコルの登場がえらく少なかったのが少々残念。そんな新キャラをポンポン出さなくても。ミリオタのミーナはさっぱり記憶に残ってないし。そういえば、最終回で一部のキャラクターが唐突に登場する辺り、何らかの予定変更があったのではなかろうかと憶測してしまうんだけど、実際のところどーなんでしょ。

おねがいマイメロディ くるくるシャッフル

おねがいマイメロディ くるくるシャッフルいやー、やっぱり凄いわこの作品(笑)。子供向け作品でここまで突っ走ったギャグ作品をを拝めるとは、妙な時代になったもんだなぁ。
この作品が凄いところは、やはり純粋なギャグに頼っている点にあるのかな、と思う。深夜アニメだとエロやらパロディやら、やっぱりどうしてもオタ向けのネタを仕込んだ上でのギャグが展開されることが多いけど、この作品は本当にギャグとして作っている。まぁ一部にはパロディや狙ったような内容もあったし、「サンリオ」ブランドから来る意外性による面白さという面もあると思うので純粋なギャグとしての面白さではないかもしれないけど、「そんな展開ありなのか!」と驚かされるようなネタや、「いや、違うだろ」と思わず突っ込みを入れたくなるような笑いが満載で、ギャグとして成立した作品ではあると思う。さらに言えば、それらが「マイメロ」の作品における設定やキャラクターを活かしたものであり、この作品以外では味わえないギャグとして成立している点も一つの魅力。過去に登場した人物を引っ張ったギャグを展開したり、作品上に何気なく存在しているものをあえてネタに用いたり。(まぁ逆に言えば、その点が作品の入り口を狭めているとも言えると思うんだけど…。)
それから、この作品はギャグを描きながらも、登場人物の人間関係を徐々に発展させていくストーリーが描かれている点も面白かった。ただ漫然と離れたりくっついたりを繰り返すのではなくて、歌が徐々に木暮に傾いていく過程が描かれていて、ストーリー作品としての面白さも備えていたと感じる(まぁ、ラストの辺りはかなり駆け足だったと思うけど)。歌にアプローチをかけながらも失敗続きだった木暮が、何話かで歌に告白したシーンは「よし、木暮よくやった!」と思ったもんだ(笑)。
そんなわけで、ギャグもストーリーもそつなくこなしたアニメ作品として大変素晴らしいものだったと個人的には思う。スタッフの人はその辺りのさじ加減をよく分かってるんだろうなぁ、と思う。
他にも例えば、クロミの人間バージョン、クルミの登場回数はとても少なかったけど、ここぞという場面で効果的な演出で登場させていたため、結構印象に残っている。そういった点から、キャラクターの絶妙な使い方を心得ている人が作っているであろうことは感じられる。

作品自体は15分枠に縮小されてまだ続いているけど、作品としてのパワーは衰えていないようで安心した。


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