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あさっての方向

今さらなんだけど、最終話だけちょっと見直したのでちょっと感想でも。

この作品は個人的にはとても好きな作品だった。何がいいかと言うと、とにかくキャラクターを生き生きと描いているところ。特にコロコロ変わるキャラクターの表情は見ていて楽しいし、表情から色々なものが伝わってくる。
とりあえず最終話から少し挙げると、

20070219_asatte_1.jpg

このからだの笑顔が物凄く良い表情だと思うし、いかにも幸せそうな様子が伝わってくる。あと、

20070219_asatte_2.jpg

この椒子の顔が、いかにも嬉しげなんだけども堪えてる様子が非情に良く出ている感じが良い。個人的にはとてもツボに入った(笑)。

ここで幼年期の二人を挙げたのはそういう趣味だからというわけでは(多分)なくて、恐らく意図的に幼いキャラクターほど表情豊かに描いていたという事はあるだろうな、と思う。尋や椒子、大人になったからだなどの物静かな姿勢との対比として。

しかし正直な話、内容としてはそれほど深い部分まで理解していないです。お話全体の流れとしては分かるんだけど、その内容に込められたテーマとか、そういった物が今ひとつ掴みかねている。多分、本当の気持ちと向き合うことに対する大切さとかそんな感じだと思っているのだけど…。
尋と椒子はお互いを理解できないまま分かれてしまった。からだは尋に迷惑をかけまいと思い、逆に尋はからだを気遣うため、からだは余計に自分の立場をもどかしく思っている。からだは自分の存在が尋と椒子の中を引き裂いていると思い、尋と椒子はからだが今の二人の関係を繋いでいると感じている。椒子は正直に生きられなかった過去の自分に対して後ろめたさを感じている。網野はからだに気持ちを打ち明けられず、からだは自分の気持ちに気づけないでいる。

それぞれの立場のキャラクターが、自分の気持ちと向き合えずにいる構図があり、そんな彼らが徐々に自分の中にある気持ちと向き合っていく事、そこがこの作品のテーマなのかな、と。…すいません、あんまり自信はないです。

しかしまぁ、そういう理屈っぽい部分を考えなくても、作品としては十分面白かったと思います。
最初に書いたことと重複するけど、台詞だけでなく、絵、仕草、表情などで描かれたキャラクターの気持ちや感情など、そういう部分を汲み取る事でキャラクターを生き生きと感じられた事が、自分としてはとても良かった。気が向いたらDVD買う。
ちょっと調べてみたけど、この作品の監督は桜美かつしさんという方で、「よみがえる空」の監督だとか。あの作品も、キャラクターを凄く丁寧に描いていたし、その特徴を描き出す情景描写も見事だと感じただけに、ちょっと納得。
この監督の作品には、個人的に今後も注目したいところ。

あー、あとこの作品のOP/EDは共に大変気に入った。

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