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涼宮ハルヒの憂鬱 最終話

涼宮ハルヒの憂鬱何かどうでもいい事書いてたらグダグダ長くなってしまった…。

とりあえず話題性の高さがピカイチというのが一番印象深い。前期の話題の中心がこの作品だった事は間違いない。しかし自分の感想としては、「そんな話題になるほどの作品だろうか?」といった感じで。
話の内容的には、SFチックな学園ギャグ(ラブコメ)作品以上の物とは思えなかったなぁ。何やら一風変わった設定はあるけれど、それを使って一風変わったテーマの話を作り上げるわけでもなく、ただ作品の雰囲気を縁取りする以上の役割を果たしているとも思えない。その縁を取り払ってしまえば、その実は学園ギャグ作品でまとめ上げてしまえるような内容にしか思えず。要するに、小難しい難しい言葉や設定を羅列してはいたけど、「…で?」という印象。
キャラクターにしても、ハルヒは「変わってる」と言うよりこれは「奇をてらってる」という範疇かなぁという感じで、今ひとつ魅力的に映らない。
個人的な考えとして、作品の中に登場する設定や描かれた物に対しては、「何となく」ではなく出来る限り意味が欲しい。必然性と言い換えてもいい。何故その設定を作り上げたのか、何故登場人物にそういったキャラクター付けをしたのか、何故絵の中にそのオブジェクトを配置したのか…等々。そうする事で作品に込められた意味が強く感じ取れるし、見応えも出てくる。雰囲気作りも立派な意味だけど、雰囲気を作ったところで中身が出来上がるわけでもなく。
まぁつまるところ、作品の結末やテーマといった物に対して、一風変わった設定があんまり作用していない事がイマイチだなぁ、と。ただ、これはあくまでもアニメしか見てない人間の言う事ね。原作は知らない。あんまり読む気がない。

まぁ、これが話題になったのはむしろその作画や演出の影響が強いんだろうけどね。EDのダンスやコンサートの場面は確かにTVアニメのレベルじゃない。この京都アニメーションという制作会社に関しては「ふもっふ」からしか知らないけど、作る作品の端々から相当に技術力の高いアニメーション制作職人が集う所なんだろうな、という事はよく感じられる。
だから、この制作会社に信者が出るのも分かるし、アニメ制作会社ブランドの一つとして持ち上げたがっているのも分かる(何となくだけど、角川辺りがブランドを擁立させたがっているように見える)。

まぁそんなわけで、個人的にはそこそこ面白いとは思ったけど、それは楽しめるアニメという意味で、騒ぐ程の物ではないな、と。だから、ネット上で最初に「エヴァ以来の云々」と書かれている記事を見て、何かのギャグ記事かと思ったぐらい(複数人いる所を見ると、どうも本当にそういう潮流がどこかにあるようで)。

この作品がエヴァみたいに10年後も話題として残るかどうかは知らないけど、恐らく今後も残るだろうと考えられる物は一つ思いつく。それは、商売について。
この作品の主題歌はOP、EDとも週間でオリコントップ10入り、キャラクターソングも確か20位以内。DVDは最初に出た1本が週間オリコン集計において余裕で2万本を越えている(正確には28729)。ちなみにここ最近で比較的DVD売り上げの高いアニメの週間最高売り上げは、「Fate stay/night」が約19500/巻、「リリカルなのはA’S」が約9500/巻、「蟲師」が約9000/巻、「灼眼のシャナ」が約8500/巻、「ローゼンメイデントロイメント」が約7500/巻など、1万本を越える物すらなかなか無い。「ガンダムSEED」の4万/巻は化け物クラスとしても、純粋にアニメ好きに向けて作った作品が3万本近い売り上げを記録したのは相当な物。また、主人公の声優である平野綾さんは、アイドル声優としての地位を(恐らく)確立して、これからの稼ぎ頭になるんだろう(余談だけど、Hey!Hey!Hey!のキャラ作りはどうかと思った)。
まだ色々あるだろうけど、これだけ周囲に波及効果をもたらせば、他のアニメの製作側も、続けとばかりにこの作品と同じような手法を踏襲しようとするだろうし、それどころか音楽業界だって黙っているとも思えない。
この作品をどうやってここまで話題に登らせたのか、具体的な方法はよく知らないけど、一つ誰の目から見ても確実に言える事は、アニメーション技術の高さが多くの人に受けていた事。そして、そのアニメーション技術によるアニメをプロモーションとした主題歌が売れまくった事。
となると後の話は分かりやすい。OP及びEDに対し、出来る限り高品質なアニメーションを用意するような流れが出来上がるのではなかろうか、と。もちろん売れた理由はそれだけではないんだろうけどね(笑)。あとはいかにそれを話題に登らせるか、まぁそれは営業の人に考えてもらうとして。
そうなると、高いアニメーション制作技術を持つスタッフの取り合いになるかもしれない。もし仮にその流れが続くならば、アニメーターの人材育成にも結びつくかもしれないし、日本のアニメーター技術の底上げにも繋がるかもしれない。ただし、その分内容のアニメーションがおざなりになるかもしれない(笑)。
まぁ、この辺は多少妄想が入ってるとしても、アニメーションに対する需要が高まるのは十分考えられる可能性だと思うな、と。

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