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ゼーガペイン 第11話 「残るまぼろし」

20060619_zegapain.jpg転送時のデータ損失の蓄積によって、ついにアークが幻体保持不可能となった(=死亡した)話。サブタイトルの「残るまぼろし」というのは、アークが思い出・記憶として残る事を意味しているのだろうけど、。”幻”体を無くした事の皮肉めいた意味にもとれる。

今回の話も面白かった。面白かったんだけど…、何かもう、本当に救いのない話だなー、と。「カフェオレが、飲みたいな…」というアークの最期の台詞は、どうしようもなくやるせない気分になる。
以前から語られてきた設定から、転送の繰り返しによってキャラクターに緩慢な死が訪れる事は分かっていたけど、こうして一人のキャラクターに焦点を当てて、実際にその様子を見せられると結構ショック。ゼーガペインに搭乗しなければガルズオルムに殺されるし、ゼーガペインに搭乗すればいずれ死が訪れてしまうというジレンマ。
そしてそれと対照的な、ガルズオルムが保存データから何度でも複製され、幻体ではなく複製できる肉体を持って存在しているという皮肉な事実が、暗い話をより暗い方向に持って行っている。
今回の話は、突然降って湧いた悲劇とかじゃなくて、あらかじめ提示されている覆しようのない事実(設定)の上に成り立っている。しかし、その上でここまで面白い話を作る事ができたのは見事。逆に、あらかじめ提示された設定をどこかで覆してくれるんじゃないか、という淡い期待感が見事に砕かれたことで、物語の先が見えなくなり、より作品を面白く見せているのかな、とも思う。

そういえば、今回「最初は小さな存在だった、まだガルズオルムなんて名前もなかった」という台詞が入ったけど…、そろそろ敵側の正体をきちんと説明して欲しいところ。

最近自分の中の評価が鰻登りで、まだまだ続きが気になる作品。次回は守凪がセレブラントに目覚めるのかどうか、などなど今後の展開にも色々期待が持てそう。

んー、よく思い出してみたら、搭乗の度に死が近くなるって確か「蒼穹のファフナー」がそんな設定だったような。だからどうというわけでもないけど、何となく。


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