Entry

タイドライン・ブルー 7話 「祈りの都市(まち)」

20050905_tideline.jpgユリシーズに見捨てられたキールとジョゼが、チベットの町でティーンとアオイが再会する話。

うーん…、今回の話は今ひとつ。というのも、キールの行動に今ひとつ納得がいかなかったから。
キールは前々回辺りで、グールドを見返そうとして村の農作業を手伝った描写がある。ところが今回のキールは、イカサマギャンブルで金を巻き上げようとしたり、船を勝手に賭けの対象にしたり。働いて燃料を何とかしようなんて考えは微塵も出てこない(まぁこの世界観だと、燃料は一般人が手に入れる事ができたり、働いてどうにかなるような価格の代物でもないと思うんだけど)。これじゃあ、キールは1話と同様ただの遊び人、ダメ人間だよ。前々回の農作業で、キールが何を思ったのか、今は何を思っているのか、その辺の描写をしっかりしてほしい。
せっかく今回、いつも真面目なジョゼが、街の生活に不慣れで戸惑う場面があるだから、ここはそれと対比でキールが役立つ場面を作り、主人公としてのキャラクターをしっかり描く場面だと思うんだけどねぇ。そういえば、次回予告で言われて思ってたほどジョゼが「役立たず」な印象は無かったなぁ。どちらかというと、キールの破天荒な行動についていけてないだけ、という感じで。
キールと昔の仲間の再開場面に関しては、どうにも薄っぺらい。もっとも、それほどキールと仲間の関係を深く描けるほどの時間は無かったわけで、しょうがないという気もする。まぁここは、ユリシーズの攻撃によって死んだ人間がいる事を明確にキールが自覚する場面、と捕らえておけばいいのかも。しかし、その上でジョゼに対してあまり敵対心を向けないのはどうだろう?もう少し、ヤビツの事でグールドやジョゼに対して敵意心を向けてもいいと思うんだけどねぇ。
こうして全体的に見ると、どうにも主人公のキャラが上手く描けてないなぁ、と思う。キャラクターがその時何を考えていて、他のキャラクターに対してどういう考えを抱いているのか、という点をしっかり押さえられていない。それができないと、感情移入もしにくいし、見てても違和感を感じてしまう。
この作品は、設定や全体の流れは結構いいと思っている。例えば今回、最後、キール&ジョゼとティーン&アオイの出会う場面の演出は、きちんと設定を演出に活かしている感じで、ちょっと面白かった。こういった、小粋な事ができる作品だけに、キャラクターがあまり上手く描けてないのが惜しい。

それにしても、ダチョウはいい加減追い出せって。


Comments (0 件)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。