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巌窟王 18話 「決闘」

タイトルの通り、伯爵との決闘の話。

20050219_gankutu_1.jpg決闘のシーンは、ロボに迫力があって凄かった。重量感とか、CGのテクスチャの細かさとか、ガチャガチャという金属音とか、良く雰囲気が出てて良かった、というのもあるけど、ロボの動きやその演出が非常に優れていた、というのもあると思う。具体的には、最初の剣の交換とか、剣の激しい撃ち合いとか、伯爵がすれ違いざまにフランツに斬りつける場面とか。CM直前、月をバックに空中で斬りつけるシーンはかなり格好良かった(あの月の髑髏のデザインは、今回のために用意された物なんじゃなかろうか)。相当な下準備してたんだろうなー。作品のオブジェクトとして浮いてしまっている、というのはこの際気にしない。
設定上、決闘にロボを使ったのは、対戦者の隠蔽のためなのかな。それにしてはちょっと大掛かりな感じもするけど、そこはそれ、個人的には格好良ければそれで良い(笑)。あぁ、ロボである事の必然性がもう一つあったな。生身の人間の腕や足が切られたりすると、放送できない可能性がある。もしかしたら、伯爵の残忍さを表現するために、それなりにえぐい描写をしたいけど、あまりに直接的な描写は放送できない可能性があるため、こういったロボによる表現にした、というのはあるのかもしれない。まぁ、製作者の趣味が理由の半分以上を占めているとは思うけど(笑)。
ところで、ロボから血が出たりパイロットが苦しんだりするというのは、神経回路云々とかそういう理屈なんだろうけど、それって多分「エヴァンゲリオン」(あるいは、その派生物)を見た人間にしか分からないのでは?何も知らなければ、ロボが傷ついたら中の人も傷つくという設定が、不可解に感じられるような気がするんだけど、どうなんだろ?…まぁ普通の人間は、こんな時間にアニメなんか見ないか(笑)。

20050219_gankutu_2.jpgで、フランツ。
大体分かっていたことではあるんだけど、本当に死んでしまったのか…。最後、アルベールがフランツを抱きかかえ、「フランツ…」と最後に呼びかけてから絶叫するまでの間、鳥がさえずっている朝の公園の場面に、結構グッときてしまった。決闘が非常に激しく、痛々しいものであったので、なおさらそう感じてしまう。こんな勝手に無謀な決闘を挑んだボンクラのために、わざわざ死ぬことは無いじゃないか…とは思うけど、フランツにとってはそれこそ死んでまで守りたい人間だったということなんだろうな。それと、伯爵の危険性を感じ、アルベールが本気で伯爵に止めを刺さないであろうことを見越した上で、自ら手を汚す決意をした、といった感じかな。
そういえばフランツは、アルベールに剣を習っていたそうで。確か以前、フランツは自分の家を三流貴族だか田舎貴族だか、そんな事を言っていたので、剣術の嗜みに関しては確かにアルベールの方にアドバンテージがありそうだ。
しかし伯爵は、フランツの事気付かなかったのかね?あれだけ絶叫を上げていれば気付いてもおかしくないと思うんだけど、フランツに刺された後の台詞はどう考えてもアルベールに向けられた物。わざとフランツに聞かせたというのはあるのかもしれないけど、それにしてはちょっと不自然な感じもする。あの懐中時計型盗聴器が無いと、途端に鈍感になってしまうのか、伯爵。

20050219_gankutu_3.jpgあとフランツの回想で一つ気になる事が。巌窟王になると[全身の組成が結晶に置き換わる→心の温度が下がる→心が無くなる]というプロセスを踏むけど、完全に心が消えて怒りとか憎しみとかが消えると困るので、心臓だけが結晶化せずに人間のまま残っている、ということでいいと思うけど、今回フランツが伯爵の心臓を貫いても伯爵が死ななかったのは、伯爵が完全に巌窟王化してしまったということかな?しかしそうなると、伯爵の怒りや憎しみも消滅しているはずでは。まぁその辺の理由は、今後語られていくことなんだろうな。

今回は全体的にある程度予想通りの話しか進まなかったので、今までの怒濤の展開と比べると今ひとつ物足りなさを感じてしまったけど、いつもとは違う面白さがあったと思う。今までは、その時その時の展開の面白さで、今回は伯爵の復讐とフランツの死といった、今までの積み重ねから生きてくる面白さ…といった感じで。
公式サイトを見ると、次回もまだ伯爵の復讐が続くようで、今後の展開も非常に楽しみにしている。

追記

回から画像を複数貼り付けることに。
内容と関連したり気に入ったりした画像を思いつくままに貼り付ける方向で。

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