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巌窟王 16話 「スキャンダル」

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伯爵と別れて地球に降り立つアルベールは、そこで自分の父親が「フェルナン・モンデゴ」という名の平民で、ジャニナで王妃と王女を売り払って手に入れた金で貴族の地位を買ったこと、そのときに「モルセール」に改名し、ヴィルフォールにモンデゴの情報を消させていたこと、といった様々な真実にを知る事になる。最終的にモルセールを告発したエデを探し求めるも、その先に伯爵の乗る宇宙船が降り立った…という話。

今回は怒濤の展開による興奮の連続で、いつも以上に面白く感じられたなぁ。アルベールが徹底的に落とされていて、さすがに可哀想だった…。

地球に降りたって真っ先に自宅に向かうアルベール。相変わらず、ジャーナリストの群がる自宅に正面から堂々と乗り込む。いい加減学習しろ、と思うけど、この空気の読め無さっぷりがアルベールを象徴しているとも言える。逆に後半のように、裏口からコソコソ入っていった事は、アルベールに変化が訪れた事を意味しているのかも。今までの話を見ると、アルベールは自分が正しいと思う事は堂々と行ってきた。つまり裏口から入る算段をしていたアルベールは、既に両親を信じられなくなっているという事を証明してしまっているのではなかろうか。

その後、ポーシャンから事実を聞き、両親の口から真実を告げられ、自分の信じてきた物が完全に突き崩されようとしているアルベールは、エデを問いただそうと必死になって居場所を探そうとする。
これは、エデが今回の事件の引き金であり、自分の信じてきた物を否定した存在であったこと、ポーシャンの記事と母親の証言によって事実を知るも、それが信じ難いものであるため、真実を知るもう一つの存在であったエデを問い正す必要があったこと、そして今回の事件の首謀者が伯爵である事に薄々気付いていたため、両親でも友人でも、そして伯爵の手下であった盗賊でもなく、その伯爵の一番近くにいたエデに真実を聞きだしたかった事、といった様々な理由が、アルベールを突き動かしていたんだろうなぁ。普段のアルベールとはかけ離れた口調でエデを探し求める様が、その必死さをよく表していて、非常に痛々しく感じられた。

そして見つけたエデの横に降り立つ、伯爵の宇宙船。ということは、次回伯爵の口からすべての真実を知らされることになるわけか。今のところ、伯爵はアルベールにとって最後の頼みの綱のはず。そこに裏切られたら、アルベールのすべてを否定されることになるわけで、その時アルベールはどうなってしまうのやら…。
しかし、まだフランツがいる。アルベールはフランツが自分を裏切っていると思っているけど、フランツはそう思っていない。アルベールを助けようと、必死になって動いている。ユージュニーもダングラールに捕らわれながらも、アルベールを助けようとしている。それだけでなく、アルベールは友人から厚い信頼を寄せられている。

何となく予想だけど、今度はアルベールが復讐鬼となって、伯爵に復讐する…という展開になっていくのではなかろうか。
しかし、かつてエドモン・ダンテスは友人達に裏切られて復讐鬼になった。一方アルベールは、未だに友人達から信頼されている。だからもし、アルベールが復讐鬼になるとしても、それはエドモンとは違った形になるような気がする。

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